こんにちは、たつみです!
本記事では、屋根の種類と私がガルバニウム鋼板にした理由について解説します。
屋根材は耐震性や雨漏りなど家の性能に大きく関わってきます。
しかし、屋根材については家づくり中にも説明を受けないので、どういったものが良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、屋根の種類とそれぞれのメリット・デメリット、私がガルバニウム鋼板にした理由について説明します。
特に、太陽光パネルを載せる場合にオススメの屋根についても解説しております。

本記事は以下の方にオススメ!
- 屋根の種類について迷っている方
- 家の性能を重視したい方
- 太陽光パネルを載せる方
屋根の種類について
注文住宅でよく使われる屋根材は以下の3つになります。
- スレート屋根
- ガルバニウム鋼板
- 瓦屋根
スレート屋根のメリット・デメリット

スレート屋根はセメントを固めて作り上げた屋根になります。
スレート屋根のメリットは、比較的安い素材であること、燃えにくい材料であることです。
スレート屋根のデメリットは、メンテナンス費用がかかりやすいことです。
スレート材は紫外線を浴びると劣化して雨漏りのリスクがあるため、10年おきに塗りなおしが必要になります。
耐用年数も30年程度と他の屋根材に比べると短く、長く住むとどこかでふき替えする必要がございます。

コロニアル遮熱グラッサなど、ものによっては耐用年数が長い材料もあるよ!
参考:コロニアル遮熱グラッサ|屋根材|外壁材・屋根材・雨といのケイミュー
ガルバニウム鋼板のメリット・デメリット

ガルバニウム鋼板は表面にメッキをした鉄板で出来た屋根です。
ガルバニウム鋼板のメリットは、軽量で耐震性が高いことです。
また、スレート屋根よりも耐久性が高く、瓦屋根よりも安いためバランスが良い素材です。
ガルバニウム鋼板のデメリットは、衝撃に対するキズやへこみに弱いこと、耐熱性や遮音性に不安があることです。
断熱材がきっちり入っていないと、雨音などが気になるかもしれません。
瓦屋根のメリット・デメリット

昔の家では瓦屋根の家が特に多いです。
瓦屋根のメリットは耐久性・メンテナンス性が高いことです。
瓦屋根の耐久年数は50年以上になるものも多く、塗り直しの必要もございません。
瓦屋根のデメリットは価格が高い、比較的重い素材であることです。
屋根が重いと家の重心が高くなるので、耐震性が低くなります。
屋根材ごとの特長まとめ
各屋根材の特長を以下の表にまとめました。
スレート屋根 | ガルバニウム鋼板 | 瓦屋根 | |
---|---|---|---|
価格 | ◎ | 〇 | △ |
軽さ(耐震性) | 〇 | ◎ | △ |
耐久性 | △ (20-30年) | 〇 (30-40年) | ◎ (50年以上) |
メンテナンス性 | △ | 〇 | 〇 |
家の値段を安くしたい方はスレート屋根、コストと耐久性のバランスを取りたい方はガルバニウム鋼板、耐久性を良くしたい方は瓦屋根がおススメです。
我が家でガルバニウム鋼板にした理由
我が家では屋根材はガルバニウム鋼板にしました。
私が契約した桧家住宅での標準の屋根材はスレート屋根でしたが、オプションで+20万円程度かけてガルバニウム鋼板に変更しました。
その理由は以下の2点になります。
- メンテナンス性を重視した
- 太陽光パネルとの相性
メンテナンス性を重視した
スレート屋根では25-30年程度の耐久性ですが、ガルバニウム鋼板だと40年近く持ちます。
また、途中の塗り直しなどのメンテナンスの回数もスレート屋根より減らすことができます。
葺き替えやメンテナンスの回数が多いと、足場も用意しないといけなくなるためメンテナンスにお金がかかってしまうと考えました。
瓦屋根だとさらに耐久性は上がりますが、値段のことを考えてガルバニウム鋼板にしました。

予定外の出費が増えるより、最初にお金を掛けてしまおうと思ってガルバニウムにしたよ!
太陽光パネルとの相性
我が家では太陽光パネルを載せることにしました。
スレート屋根だと、太陽光パネルを載せる時に屋根に穴を開けてビスを打つ必要があります。
穴を開けた箇所は水漏れ対応はしますが、雨漏りのリスクは残ってしまします。
また、屋根の葺き替えをするときにも、太陽光パネルを外すのに費用がかかてしまいます。
ガルバニウム鋼板だと、洗濯ばさみのような金具でパネルを挟み込むキャッチ工法と呼ばれる方法で固定できます。
屋根に穴を開ける必要がないため、屋根からの雨漏りのリスクを減らせます。
また、屋根の葺き替え時も、ビスで打っている場合と比べて簡単に太陽光パネルを取り外すことができるので交換費用を抑えることができます。
太陽光パネルとガルバニウム鋼板の相性が良いと考えて、ガルバニウム鋼板を選ぶことにしました。
参考:太陽光発電に適した屋根材は?スレートではなくガルバリウム鋼板がおすすめである理由 | 屋根修理なら【テイガク】
なお、太陽光パネルを載せる際は屋根と一体型になったパネルを載せることもできます。
一条工務店など一部のハウスメーカーのみの対応になると思いますが、できる場合は選択肢に入れてみても良いと思います。
参考記事
まとめ:屋根材は何を重視するかで決める!
本記事では、注文住宅の屋根材について解説しました。
- スレート屋根は比較的安く導入することができる。
- ガルバニウム鋼板はコストと耐久性のバランスが良い。
- 瓦屋根は耐久性がスレート材やガルバニウム鋼板よりも高い。
- 太陽光を載せる場合は、ガルバニウム鋼板のキャッチ工法がおすすめ。
それぞれの素材でメリット・デメリットがあるのでどれが一番良いとは言えないですが、
建てる人が何を重視するかによって、最適な材料は変わってくると思います。
本記事を参考に、ぜひ最適な選択をしていただければと思います!
注文住宅の間取りについて知りたい方は以下の記事もご覧ください!
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