こんにちは、たつみです!
本日はV2Hについて解説していきます。
V2Hとは電気自動車のバッテリーを蓄電池代わりに使用する仕組みのことです。
蓄電池よりも安価になる場合もあり、どちらを導入するべきか迷っている方も多いと思います。
本日はそんな方向けに、V2Hとは何か?、V2Hのメリット・デメリット、V2Hと蓄電池のどちらを導入するべきかについて解説していきます。
結論、電気自動車を所有している、購入予定がある場合はV2H導入の価値ありです。
蓄電池については、こちらの記事もご覧ください。
V2Hとは?
V2Hとは電気自動車(PHEVも含む)を蓄電池代わりに使用し、電気を貯める仕組みのことです。
電気自動車はガソリン車と違って電気を使って動く車のことですが、車の中に大容量のバッテリーが入っております。
V2Hを導入すると、太陽光パネルで作った電気を電気自動車のバッテリーに貯めて、夜や曇りの日にバッテリーに貯めた電気を家庭で使うことができます。

V2Hのメリット
蓄電池と比較して、V2Hのメリットを2つ紹介します。
初期費用が抑えられる場合がある
既に電気自動車を所有している場合、自動車の電気を家庭で使える電気に変換する機器のみあればよいので、蓄電池よりも安価に導入することができます。
V2Hの機器導入費は85-180万円であり、蓄電池よりも安価になるケースが多いです。
【最新版】V2Hの設置費用はいくら?機器代・工事費までマルッと解説! – EV DAYS | 東京電力エナジーパートナー
より多くの電気を貯めることができる
蓄電池容量は5-10kWhが一般的なのに対して、電気自動車の容量は20kWh以上です。
そのため、蓄電池よりもより多くの電気を貯めることが出来ます。
災害時でも蓄電池だと一晩以内に電気を使いきってしまうのに対して、V2Hだと2日以上電気を使うことができます。
参考までに、軽自動車の日産サクラは20kWh、日産リーフで40または62kWhです。
どっちがお得? 日産サクラvs中古日産リーフ徹底比較 | 特集・コラム [CORISM]
V2Hのデメリット
蓄電池と比較して、V2Hのデメリットを3つ紹介します。
自動車購入からしようとすると高額になる
V2Hを入れるためには電気自動車が必要ですが、電気自動車はガソリン車より高額になるケースが多いです。
日産サクラだと新車価格で180~240万円、日産リーフだと290~400万円(補助金込み)になります。
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昼間に車を使用すると電気を貯められない
V2Hで電気を貯めるためには、太陽光発電をしている間に車が家にある必要があります。
そのため、通勤などで昼間に車が家にない場合、電気を貯めることができません。
バッテリーの劣化が早くなる場合がある
車のバッテリーは充電と放電の回数が多くなると劣化しやすくなります。
V2Hによりバッテリーの使用回数が増えると、劣化が早くなり車の買い替え頻度が上がる場合があります。
V2Hを導入したい場合は、バッテリー寿命が長い車を選ぶことをオススメします。
比較:V2Hと蓄電池どっちがお得か?
V2Hと蓄電池のどちらがお得かは、人によって異なります。
既に電気自動車やPHEVを所有している方や購入する予定の方はV2Hがオススメです。
電気自動車やPHEVを買う予定のない方、車で通勤するため昼間に充電できない方は蓄電池を導入することをオススメします。
蓄電池と同じくV2Hにも補助金はあるため、補助金を含めてお得になるか確認するといいと思います。
国の補助金として、V2Hシステムの導入に最大45万円(2024年度情報)の補助を受けることができます。
我が家のケース
我が家ではV2Hを導入せず、蓄電池を導入します。
V2Hを導入しなかった理由は以下の3つです。
- 蓄電池はキャンペーンがあったが、V2Hのキャンペーンはなかった
- 電気自動車を所有していない
- 太陽光パネルが大容量でないので、V2Hを活用しにくい
まとめ:電気自動車があれば導入の価値あり!
本日はV2Hについて解説しました。
・V2Hは電気自動車やPHEVを蓄電池代わりに使用するシステム
・蓄電池よりも大容量、システム自体は蓄電池よりも安価といったメリットがある
・電気自動車を1から導入する場合は高額になる
・通勤などで昼間に車を使用する場合は、V2Hを活用しにくい
ガソリン車を持っている方だと一から揃えるのは大変だと思いますが、
既に電気自動車やPHEVをお持ちの方は、ぜひご検討してみてはいかがでしょうか!
太陽光パネルについては以下の記事もご覧ください。
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