こんにちは、たつみです!
今回は私たちが契約した桧家住宅について解説します。
ハウスメーカー選びは家づくりの序盤の山場になります。
我が家は桧家住宅と契約することにしましたが、どこで建てるか迷っている方が多いのではないでしょうか。
ハウスメーカー選びは非常に重要なので、後悔の無い選択をしたいですよね。
私はヤマト住建、一条工務店と比較をして、最終的に桧家住宅と契約することにしました。
本記事では、桧家住宅の特徴とメリットと私が桧家住宅を選んだ理由、桧家住宅の注意点と向いている人について説明していきます。

本記事は以下の方にオススメ!
- 注文住宅で桧家住宅を候補に入れている方
- 全館空調の導入を考えている方
- 桧家住宅と他のメーカーでハウスメーカー選びを迷っている方
桧家住宅の主な特徴は以下の3点です。
- 全館空調(Z空調)が標準搭載
- 気密・断熱に特化した家づくり!
- 青空リビングなどのユニークな間取り
桧家住宅の特徴・メリット3選!
桧家住宅は性能にこだわった家づくりをしております。
桧家住宅は標準搭載されたZ空調、高気密・高断熱な家、ユニークな間取りといった特徴がございます。
それぞれの特徴について説明します。
全館空調「Z空調」が標準搭載
桧家住宅では全館空調設備(Z空調)が標準搭載されています。
全館空調があることで、家中同じ温度になるため快適な生活を送ることができます。
例えば脱衣所など冬場に寒くなりやすい場所でも同じ温度になるため、ヒートショックなどの事故の防止にもつながります。
引用元:桧家住宅HPより
一般的な全館空調は高額になる、設備が大掛かりになる等のデメリットもあります。
桧家住宅では一般的なエアコンを各階の天井に入れ、ダクトの長さを短くする配置にすることで、安価でスペースを取らない設備になっております。
設備には10年保証がついており、保証後も壊れた時には1台50万円程度と比較的安く交換することができます。
- QZ空調の電気代は高くならないか?
- A
一般的なエアコンよりは高くなると思いますが、設備自体が大掛かりでないためそこまで高くはならないです。年間77,000円程度(2024年時点)の電気代で済みます。
気密・断熱に特化した家づくり!
桧家住宅は高気密・高断熱にこだわった家づくりをしています。
特に特徴的なのは、アクアフォームと呼ばれる発泡系の断熱材を使っていることと、基礎・屋根断熱をしていることです。
アクアフォームは、吹き付けると膨らむ発泡系の素材を使用しています。
発泡系の断熱材を使用していることで、壁や木材の隙間まで断熱材が入り込みやすく、隙間なく断熱をすることができます。
実際に家の気密性を示すC値は平均0.4と非常に低くなっており、高気密な家になっています。
(一般的にC値が0.7以下だと高気密と言われている)
参考:高気密・高断熱|住まいの性能|桧家住宅|注文住宅・ハウスメーカー
もう一つの断熱の特徴は、屋根・基礎断熱がされていることです。
天井・床断熱をしているメーカーもありますが、屋根裏が暑くなりやすい、床下が寒くなり底冷えしやすいといった問題があります。
屋根・基礎断熱にすることで、屋根裏や床下も部屋と同じ温度にすることができます。
桧家住宅では屋根裏部屋が作られるケースが多いですが、天井断熱の場合よりも暑くなりにくく快適な部屋にすることができます。
一般的な断熱材だとこうした施工が難しいのですが、アクアフォームを使うと天井断熱など難易度の高い断熱方法が可能になります。

気密・断熱にこだわっているため、全館空調があっても電気代が高くなりにくいよ!
ユニークな間取り設計が可能!
桧家住宅では、遊び心のあるユニークな商品をいくつか提供しております。
例えば、屋上庭園である「青空リビング」では、周りの目を気にせずに庭を楽しむことが出来ます。
引用元:桧家住宅HPより
そのほか、1.5階を利用した「コミュニケーションブリッジ」勾配天井の屋根裏を利用した「アトリエ」など、家づくりが楽しくなるオプションが多く用意されております。
桧家住宅では、このようにオリジナルの商品名がついたユニークな間取りが多くあります。
最終的に入れる方は少ないそうですが、家づくりをワクワクしながらできそうですね。
参考:お家でアウトドア気分|桧家住宅|注文住宅・ハウスメーカー
我が家が桧家住宅を選んだ理由3選!
私たちは他2社(ヤマト住建、一条工務店)と比較して桧家住宅を選びました。
桧家住宅と契約する決め手は以下の3点です。
- 価格、性能、間取りの自由度のバランスが良い
- 契約前に希望通りのプランを作成してもらえた
- 営業さんの人柄
価格、性能、間取りの自由度のバランスが良い
1つ目は価格と性能、間取りの自由度のバランスの良さです。
全館空調や高気密・高断熱など高い性能を有しながら、価格はローコスト~ミドルコスト(坪単価60~80万円)と決して高すぎない価格帯のメーカーになります。
価格帯はヤマト住建のエネージュNや一条工務店のアイ・スマイル+と同じくらいでしたが、
ヤマト住建よりも設備が揃っており、一条工務店よりも間取りや設備の自由度が高く最もバランスの良いメーカーだと感じました。
契約前に希望通りのプランを作成してもらえた
契約前の見積もり提示の時に間取りや標準仕様を説明いただくのですが、
桧家住宅では契約前の段階で私たちの希望に沿った間取りを考えていただきました。
他社では「プランでは仮の間取りで、詳細は契約後」となる場合が多いですが、
希望がどれだけ叶えられるかは不明なので、本当に希望通りの家になるんだろうか…?とうっすら不安を感じていました。

契約前に手間を掛けたくないというのは分かるのですが、こちらも一生住むかもしれない家を建てるので慎重になります…
桧家住宅では契約前にある程度希望を叶えられることが分かったため、安心して契約することができました!
桧家住宅の間取りについては、こちらの記事で解説しております。
営業さんの人柄
3つ目は営業さんの人柄です。
担当の営業さんはとても愉快な方で、とにかく私たちに楽しんで家づくりをして欲しいという感じが見て取れました。
また、色んな質問や家づくりの不安に対しても真摯に対応してくださり、「この方となら最後までいい家づくりが出来そう」と思えました!

建てた後のアフターサービスも対応することになるため、本当に営業さんとの相性は大事だと思います!
他社との比較!なぜヤマト住建や一条工務店は選ばなかった?
私は桧家住宅・ヤマト住建・一条工務店の3社から選びましたが、選ぶ中では本当に悩みました。
私がどのように考えて他の2社よりも桧家住宅が良いと判断したかを解説します。
私の所感ですが、3社の比較表を作成しましたのでこちらもご覧ください。
項目 | 桧家住宅 | ヤマト住建 | 一条工務店 |
---|---|---|---|
気密・断熱性 | 〇 (等級5~6) | 〇 (等級5~6) | ◎ (等級6) |
空調 | 全館空調 (Z空調) | エアコン | 床暖房+ エアコン |
耐震性 | 〇 (壁量計算) | ◎ (構造計算) | ◎ (構造計算) |
災害対策 (地震以外) | 〇 | 〇 | ◎ (水害など) |
間取りの 自由度 | 高い | 高い | 低い |
設備の 自由度 | 〇 | 〇 | △ |
着工までの 期間 | 半年以内 | 半年以内 | 1年以上 |
営業さんの 提案力 | ◎ | △ | 〇 |
ヤマト住建と桧家住宅の比較
ヤマト住建では高性能な住宅を提供しています。
高気密・高断熱、耐震性、シロアリ対策などあらゆる家の性能にはこだわっています。
耐震性については許容応力度計算で耐震等級3を取得できるため、桧家住宅よりもヤマト住建の方が優れていると感じました。
私がヤマト住建で気になったのは、営業さんとの相性です。
家の性能については事細かに説明していただきましたが、
間取りや土地探しについては少し適当な感じを受け、まずは契約を取りたいという雰囲気を感じて強いました。
また、営業トークの中で他社の批判が何度か出てきたのも気になりました。
桧家住宅の営業さんの方が最後まで安心して任せられると感じて桧家住宅にしました。
一条工務店と桧家住宅の比較
一条工務店は非常に高性能にこだわった住宅を提供しています。
桧家住宅と同じく高気密・高断熱にこだわった家になっています。
特に耐震性や災害対策にはこだわっており、総合的に見て家の性能は桧家住宅よりも優れていると感じました。
参考:「家は、性能。」こだわりの家づくりなら一条工務店|住宅メーカー(ハウスメーカー)
私が一条工務店で気になったのは、①設備や間取りの不自由さと②着工までの期間の長さです。
一条工務店ではキッチンなどの水回り設備が基本的に一条オリジナルとなっており、他のメーカーのものを選ぶと価格が上がってしまいます。
一方、桧家住宅ではタカラスタンダードやLIXILなどの複数の会社の中から好みの設備を選ぶことができました。
設備も複数の選択肢の中から好みのものを選びたかったので、桧家住宅の方が良いと感じました。
また、一条工務店では私の住む地域では予約待ちが多く、着工まで約1年かかると言われました。
1年待つのはさすがに長すぎると感じたため、設備の不自由さとあわせて桧家住宅の方が良いと判断しました。
桧家住宅の注意点は?
ここまで桧家住宅の良いところを中心に話をしてきましたが、選ぶ上でぜひ注意していただきたい部分もございます。
ここでは打合せや他社と比較した際に私が気になった点について解説します。
耐震性は壁量計算で出している
桧家住宅では壁量計算で耐震等級3を取得しております。
構造計算により耐震等級3を出している一条工務店やヤマト住建と比べると少し見劣りしてしまいます。
また、基本的に壁量計算だと長期優良住宅を取得することができません。
長期優良住宅は住宅ローン減税、補助金取得などのメリットがありますが、
私が取得しようとした際には50万円以上の追加費用がかかることになり取得を諦めました。
標準で構造計算しているメーカーだともう少し安く取得できると思います。
参考:耐震性-地震に強い頑強構造|住まいの性能|桧家住宅|注文住宅・ハウスメーカー
ただし、他社に比べて耐震性が弱いわけではないと思います。
耐震性の強い工法で建築されていますし、店舗によっては制振ダンパーを標準でつけることもできますので、耐震性は充分に高いと言えると思います。
フランチャイズ営業をしている地域がある
桧家住宅は直営店とフランチャイズ営業している店舗があります。
特に西日本ではフランチャイズ営業が多いようです。
同じ桧家住宅でもサービスや標準仕様が異なる可能性がございますので、ご注意ください。
関西在住の私もフランチャイズ営業の日本中央住販で建てており、直営店と標準仕様の内容やオプションの種類が少し異なっております。

オプション金額などが、桧家住宅本体と少し違う部分があったよ!
桧家住宅がオススメな人は?
全館空調を入れたい方、凝った間取りを入れたい方は桧家住宅がオススメです。
全館空調の代名詞といってもいいのが桧家住宅なので、全館空調を入れたいと思っている方はぜひ候補に入れていただきたいです。
間取りやデザインについても大きな制限はないため、性能・価格・デザインのバランスを取りたい方も向いていると思います。
まとめ:性能と価格のバランスなどを理由に桧家住宅を選択!
本日は、桧家住宅について解説しました。
- 桧家住宅はZ空調(全館空調)が標準で搭載。
- 発泡系の断熱材を使用し、高気密・高断熱な住宅。
- 青空リビングなど、ユニークで遊び心のある間取りが実現できる。
- 一部地域はフランチャイズ営業なので標準設備やサービスが異なる可能性あり。
私たちは性能と価格のバランス、営業さんとの相性などを理由に桧家住宅に決定しました。
現在は家づくりも中盤ですが、契約後もかわらず順調に進んでおり、桧家住宅で建ててよかったと心から感じております!
本記事の情報を基に、ハウスメーカー選びで何を重視するかを改めて考えていただき、後悔のない選択をしていただけることを願っております!