こんにちは、たつみです!
本日は、2025年よりスタートしたGX補助金(GX志向型住宅)について解説します。
条件を達成することで160万円もの補助金を受け取ることができますが、
意外と条件は厳しく、本当にGX補助金を狙っていいのだろうか?そもそもどんな条件があるか?気になる方がいらっしゃると思います。
本記事では、GX補助金とはどういうものか、GX補助金の条件、取るべきかどうかについての私の意見を書きます。

本記事はこんな方におすすめ!
- 補助金を活用して安く家を建てたい方
- GX補助金を取るべきか迷っている方
- GX補助金の条件を知りたい方
結論、GX補助金に対応しているハウスメーカーや工務店であれば取るべきです。
その理由について解説します。
はじめに:GX補助金とは?
GXについて
GXとは、グリーントランスフォーメーションの略です。
石油や石炭を用いた火力発電のように、二酸化炭素を排出する発電方法は地球温暖化の原因になることはよく知られています。
二酸化炭素を排出しない発電方法(太陽光発電や風力発電など)を利用すること、そもそもの省エネにより電気の使用量を減らすことで、環境に優しい社会に変革していこうという動きがGXです。
GX補助金は何か
太陽光発電の活用や省エネのための設備の準備にはお金がかかるため、何もなければ普及スピードは遅いです。そこで、政府や地方自治体は補助金によって、太陽光発電や省エネ設備の普及を後押ししています。
注文住宅で家を建てる際には、補助金として最大160万円をもらうことができます。

他の補助金と比べても圧倒的に高額なのがGX補助金だよ!
GX補助金(160万円)をもらうための条件
GX補助金の要件は、以下の4件です。
- 断熱等級6以上
- 再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率30%以上
- 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%以上
- HEMSの導入
これまでの補助金は子育て世帯または若者夫婦世帯のいずれかに限定されていましたが、GX補助金は全世帯が対象です。
引用元:新築住宅の省エネ性能|子育てグリーン住宅支援事業【公式】
断熱等級6以上
断熱等級とは、住宅の断熱性能により7段階に分かれた区分です。
断熱性の指標としてUa値と呼ばれる値があり、Ua値が0.46以下(地域により差はあり)だと断熱等級6以上に該当します。
断熱等級6はかなり高断熱の部類にあたり、一条工務店など断熱性能に自信のあるメーカーや工務店なら標準で達成できる性能です。
これ以外にも、断熱材を厚くする等のオプションにより達成できるメーカーが多いですが、標準仕様よりも高額になる場合がございます。
断熱等級やUa値についてはこちらの記事で解説しております。
再エネを除くエネルギー削減率35%以上
省エネ設備(エアコン、エコキュート、LED電球等)の導入や断熱性を上げることにより、標準的な家よりも35%以上エネルギー使用量を削減することが求められています。
35%以上はかなり厳しい数値のようで、苦戦しているメーカーが多いようです。

この条件を達成するために、照明の設備などで一部制限があるかも!
再エネを含むエネルギー削減率100%以上
太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用し、発電量が電力使用量を上回るようにすることが求められています。
ちなみに、蓄電池の導入はGX補助金を取るためには必須ではございません。
太陽光パネルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
HEMSの導入
HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)とは、家庭内の電気の使用量や太陽光の発電量、蓄電池の使用量を1つのモニターで確認することができるシステムです。
中には住宅設備(電気、給湯器)と接続され、電力使用量を自動で減らすように制御してくれるシステムもあります。
GX補助金ではすべてのHEMSが対象になっているわけではなく、HPに記載された機器が対象となっています。
高度エネルギーマネジメントの導入|子育てグリーン住宅支援事業【公式】
HEMSについてはこちらの記事でより詳しく解説しております。
【たつみの見解】GX補助金は取るべき!
以上4条件を満たすGX補助金を取るべきかについてですが、
対応しているハウスメーカーや工務店ではぜひ取った方が良いと思います。
私も現在家づくり中ですが、GX補助金を取得しようと考えております。
私がなぜ取得しようとしたかも含めて、取るべき理由を2つご紹介します。
取るべき理由①:他の補助金よりも圧倒的に高額
今回のGX補助金の160万円は他の補助金と比べて圧倒的に高額です。
住宅関連の補助金だと長期優良住宅やZEHの補助金がございますが、最大100万円なので60万円も高いことになります。
条件を満たすためには多少オプション代がかかるかもしれませんが、充分にプラスになるレベルだと思います。
ただし、性能に特化していないメーカーだとオプション代だけで100万円以上になる可能性がございます。オプション代と合わせてプラスにならない場合は無理に申請する必要はないと思います。
取るべき理由②:電気代を減らすことができる
ここ数年は電気代が急上昇していますが、今後も上がっていくことが予想されています。
GX志向型住宅を建てることで、自宅で貯めた電気を中心に使うことになるため電気代を大幅に減らすことができます。
住宅ローンの返済が始まる中で、光熱費を減らせると家計には大変助かると思います。
GX補助金の注意点!
一点注意点なのですが、
GX補助金は予算が決まっており、予算上限に達すると申込終了となります。
(これは補助金すべてに関連しますが…)
ハウスメーカーの方はよくご存じだと思いますので、
補助金申請に間に合うよう計画的に進めていただければと思います。
まとめ:GX補助金はぜひ狙うべき!
今回はGX補助金について解説しました。
- GX補助金では160万円の補助を受けることができる。
- GX補助金取得のためには断熱等級やHEMSなど4つの条件を満たす必要がある。
- GX補助金は補助金額や電気代削減のために是非取得するべき。
補助金を活用して、ぜひお得に家づくりをしてください!
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