こんにちは、たつみです!
本記事では、注文住宅契約前のFP(ファイナンシャルプランナー)相談について解説します!
注文住宅を建てる上で、家の予算は気になる人が多いのでは無いでしょうか?
また、最近は住宅価格が高騰しているので、住宅ローンが返せなくのでは?と足踏みしている方も多いのではないでしょうか?
我が家も同じような不安がありましたが、契約前にFP相談を活用して不安を少し和らげることができました。
本記事では、FP相談のメリットと注意点、我が家がFP相談して良かったこと3選を解説します!

本記事は以下の方におすすめ!
- これからハウスメーカーと契約する方
- 注文住宅の予算に悩んでいる方
FP相談とは?
FP(ファイナンシャルプランナー)とは、個人のライフプランに合わせて資金計画のアドバイスを行う方です。
FP相談をする上ではさまざまな情報が必要となります。
以下に情報の一例を挙げます。
- 収入と昇給ペース
- 家族構成
- 支出
- 現在の貯金額
- 子どもの教育費用
- 車の買い替え頻度
- 株や投資信託への投資額
これらの情報をもとに、10年後、20年後など将来の収入、支出、貯蓄額のシミュレーションをすることができます。
住宅購入など大きくお金が動くイベントでは、適正な住宅価格やローンの借り方などのアドバイスを受けることができます。
なお、住宅資金関連のFP相談は、ハウスメーカーと提携しているFPと相談するケース、メーカーと関係ないFPと相談するケースの2種類あります。
私たちはハウスメーカー提携のFPさんと相談したので、そちらのケースでの実体験を書いていきます。
契約前にFP相談するメリット3選
注文住宅の契約前にFP相談をするメリットについて解説します。
FP相談のメリットは以下の3つです。
- 住宅の適正予算が分かる
- 家計見直しのきっかけになる
- 適切なローンの借り方が分かる
住宅の適正予算が分かる
FP相談することで、住宅の適正予算が分かります。
よく、住宅資金は年収の◯倍までと言われます。
しかし、これは今後の昇給ペースや家族構成、住宅以外にどれだけお金をかけたいかによって変わってきます。
ライフプランを練ることで、各家庭の状況に合わせた適正な住宅予算を把握することができます。
家計見直しのきっかけになる
住宅購入は、家計を見直すチャンスです。
ライフプランニングをすることで、現在と将来の支出がどのくらいかが分かるので、結果を元に家計を見直すことができます。
見直す項目の例を以下に示します。
- 不要な保険に入っていないか
- 携帯料金は高すぎないか
- 食費や生活費のバランスは適切か
- 車などにお金をかけすぎていないか
- 積み立てNISAなどの投資額が多すぎないか
特に、ローンを借りると団信(団体信用生命)に入る方が多いです。
生命保険やがん保険の代わりとなるプランもあるため、住宅購入は保険の見直しのチャンスです。
適切なローンの借り方が分かる
ローンを借りる際にも考えることはたくさんあります。
例えば、借りる銀行、頭金をどれくらいの入れるか、固定金利と変動金利のどちらにするかなどです。
それぞれの選択は各家庭の状況によって変わってきますので、FP相談の中でアドバイスをいただくと良いと思います。
契約前のFP相談の注意点
このようにメリットの多いFP相談ですが、いくつか注意して欲しい点があります。
それぞれ注意ポイントと対策について解説します。
ハウスメーカーと連携している場合
ハウスメーカー提携でFP相談の紹介を受けた場合は注意が必要です。
この場合、FPさんも「このメーカーで建てることはできない」とは言えないので、甘めのライフプランニングをするケースがあります。
対策は、出してもらったライフプランはあくまで参考程度と割り切る、ハウスメーカー提携でないFPさんに相談するなどです。
抜けている項目がある
これはFPさん、施主側どちらもあり得ることですが、抜けている項目があることで正確なライフプランニングができない場合があります。
よくある例としては、食費や光熱費など項目ごとに支出を挙げていきますが、車検や旅行、家電購入など特別な支出が意外と多くあります。
このような項目が抜けていると、支出が実際よりも少なくなり甘めのプランニングになってしまいます。
対策は、日頃から家計簿をつけて支出を把握する、下のチェックリストで抜けている項目が無いかチェックすることです。
- 車、車検、自動車保険など
- 旅行費用
- 子どもの教育費
- 家電の購入費用(10年に1度くらい?)
- ネット、携帯など通信費
- 衣服、美容代
- 医療費
- 税金関係(自動車税、住民税など)
- その他の大型出費(1回に10万円を超えるもの)

我が家でも家電など細々した出費が意外と多かったよ!
初期費用だけでなくランニングコストも確認する
注文住宅では、初期費用だけでなくその後にかかる費用も確認する必要があります。
下記に項目を示しますが、これらを含めて月々のローン返済が可能かを確認する必要があります。
逆に、太陽光の売電収入や住宅ローン減税でプラスになる場合もありますので、これらを含めて収支計算すると良いと思います。
- 光熱費の増加減少
- メンテナンス費用
- 固定資産税
- 太陽光の売電収入
- 住宅ローン減税
我が家でFP相談をして良かった理由3選
我が家は桧家住宅と契約しましたが、契約前に提携しているFPさんと相談することができました。
ハウスメーカー提携でしたが、我が家ではFP相談をして良かったと思っています。
その理由は以下の3つです。
- ローン返済の不安を和らげることができた
- 適正な住宅予算が分かった
- 家計見直しの意識づけができた
ローン返済の不安を和らげることができた
注文住宅では4000〜5000万円台のローンを組む必要があるので、本当に返せるのだろうかと不安を感じていました。
我が家では現在の年収でのローン返済を考えていたため、家計的に苦しくなりそうと考えていました。
FP相談をすることで、将来的な昇給も考えるとある年から一定の貯金ができるようになることが分かりました。
このシミュレーションを確認して、ローン返済の不安は少し和らぎました。
適正な住宅予算が分かった
注文住宅は、予算の中でどのオプションを採用してどのオプションを妥協するかを考える必要があります。
ある程度の予算がないと、オプションを入れるかの判断がとても難しいです。
あらかじめFP相談で適正な住宅予算を把握していたため、判断がしやすくなったと思います。
家計見直しの意識づけができた
FP相談をすることで自分の支出・収入を整理できるので、家計見直しの意識づけができました。
例えば、我が家では通信費に意外とお金を使っていることが確認でき、キャリアの見直しにつながりました。
人によっては、余剰資金を投資に活用するといった判断もできると思います。
まとめ:内容は鵜呑みにせず!ただし、活用する価値はあり!
本記事では、注文住宅契約前のFP相談について解説しました。
- FP相談することで各家庭ごとのライフプランニングができる。
- 住宅の予算や家計の見直しポイントが分かる。
- ハウスメーカー提携のFPさんの場合は、注意が必要。
ライフプランはあくまでシミュレーションなので鵜呑みにするのは危険ですが、プランニングせずに家の計画をするのは地図が無いのに旅をするのと同じです。
活用する価値は充分にあると思いますので、ぜひ契約前にはFP相談を検討してみてください!
そのほか、契約前のチェックリストについても知りたい方は以下の記事もご覧ください。