【完全網羅】注文住宅、請負契約前のチェックリスト8選を解説!

契約前チェックリストのアイキャッチ 家づくり体験談

こんにちは、たつみです!

本日は、注文住宅での請負契約前のチェックリストを解説していきます。

契約前には概算の見積書や間取りのプランをいただくので、それを元に比較してどのハウスメーカーで建てるかを決めます。

しかし、住宅のプロで無い方が正しく比較することは難しく、本当にこのメーカーで良いのだろうかと不安に思う方も多いと思います。

私も一生に一度の家づくりなので、ハウスメーカー選びや契約前は本当にここで契約していいのかとすごく悩みました。

本記事では、私の体験をもとに請負契約のメーカー比較をする際に見るべきポイントをチェックリストという形でまとめました。

この記事は以下の方にオススメ!

  • これから打合せを始める方
  • ハウスメーカー選びをしている方
  • 請負契約しようか迷っている方

結論、契約前にチェックするべき項目は以下の8つになります。

  • 見積に希望のオプションは含むか
  • 見積に抜けている項目は無いか
  • 外構費用は適切か
  • 値引きやキャンペーン
  • 屋根材や外壁材のグレード
  • 保証の内容
  • 希望の間取りになっているか
  • 着工スケジュール

注文住宅、契約前の判断材料は?

契約前の打合せで、ハウスメーカーから以下の3つの書類をいただくことになると思います。

この内容をもとに、どのハウスメーカーで建てたいかを判断する形になります。

  • 標準仕様書(屋根材やキッチンなどの標準設備)
  • 概算見積書
  • 間取りのプラン

見積もりのチェックリスト4選

まずは、見積もりのチェックリストになります。
ハウスメーカーを選ぶ上で気になることの一つが、家の金額だと思います。

契約前にお客さんごとの概算の見積もりを渡されることになると思います。

ハウスメーカーごとの坪単価や総額を見比べることになると思いますが、比較の仕方を間違えるとあとでこんなはずじゃなかったのに…と後悔することになるかもしれません。

見積もりのチェックリストは以下の4選になります。

  • 希望のオプションは含むか
  • 抜けている項目は無いか
  • 外構費用は適切か
  • 値引きやキャンペーン

①希望のオプションは含むか

入れたいオプションの中でも特に高額なものについては、最初の見積もり段階で入れておくことをオススメします。

理由は、契約後に大幅な増額につながるからです。

私も契約後にオプションだけで100万円近く増額しました…

この段階で細かいオプションまで含めるのは難しいと思いますが、
50万円以上の高額なオプションは契約前の見積もりに入れていただくことをおすすめします。

高額オプションは例えば以下のものになります。

  • 太陽光パネル、蓄電池
  • 全館空調
  • 無垢床
  • 標準でない屋根材、壁材
  • 屋根裏部屋
  • フロントオープン食洗機

契約後の増額を防ぐ方法については、以下の記事にも記載しています。

②抜けている項目は無いか

他社の見積もりを見比べて、抜けている項目が無いかよく確認してください。

A社では入っている項目がB社では入って無いという場合、後からB社でも必要になる場合が多いです。

総額を安く見せるためにわざと抜いていることもあるようなので、自分の目で確かめることをおすすめします。

よく抜けがちな項目は以下の点です。

  • 水道分担金
  • 地盤改良費
  • ローン保証料
  • 補助金申請費用
  • エアコン代
  • カーテン代
  • 火災保険料

我が家でもローン保証料や水道分担金などが抜けているメーカーがありましたので、その分を加えて総額を比較していました。

③外構費用は適切か

自分たちの希望がかなう外構費用になっているか確認しましょう。

見積もりに外構費用が含まれていると思いますが、だいたい100万~150万円と書かれているのではないでしょうか。

150万円だと最低限の外構しかできません。
実際に建てた人のアンケートでは、200万円近くかかることが一般的なようです。

【261名に聞いた】外構工事の費用相場 | 実際の事例や部分別の相場について解説
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さらに、カーポートや植栽、ウッドデッキなど入れようとすると250~300万円は見込んでおいた方がいいと思います。

外構はそんなにこだわるつもり無いから、150万円でも良いのかな?

建物をこだわると、外構もこだわりたくなる人が多いよ!

④値引きやキャンペーン

値引きやキャンペーンの適用が出来るかをよく確認してください。

キャンペーンはハウスメーカーや時期によって異なりますが、
オプション減額や通常オプションの設備を無料で付けられるなどがございます。

人数上限やキャンペーンの条件などもあったりするので、よくハウスメーカーの方に確認することをおススメします。

値引きについては、できるメーカーと全く受け付けていないメーカーがございます。

値引きができるメーカーであったとしても契約後は基本値引きできないと思っておいてください。
契約前は値引きできる最後のチャンスです。

他社との相見積を取って迷っていることをお伝えすれば、ハウスメーカー側から値引きを提案してくださるかもしれません。

過度な値引き交渉は、今後の関係性が悪化するかもしれないので、オススメしないよ!

仕様のチェックリスト2選

見積もりと一緒に標準仕様書を渡されることになると思います。
標準仕様とは追加費用なしに標準装備として入っているもので、追加費用が掛かる場合はオプションになります。

標準仕様書の中で気を付けるポイントは以下の2点になります。

  • 屋根材や外壁などのグレード
  • 保証の内容

①屋根材や外壁などのグレード

仕様書には標準設備の一覧が記載されていると思います。

ここでの設備は、屋根材や床材、工法やキッチンなどの水周り設備のことです。
設備の耐用年数やメンテナンスが必要かについては、よく確認してください。

特に屋根材や外壁については、後々のメンテナンス費用に大きく関わってきます。
安い設備を導入しても、後々のメンテナンス費用が高額になり結果的に高くついてしまったということがよくあります。

例えば、外壁の場合は窯業系サイディングよりもタイルやガルバニウム、屋根の場合はスレート材よりもガルバニウムや瓦屋根の方がメンテナンス費用が掛かりにくいです。

初期費用を抑えたいのか、トータルコストを抑えたいのかは人それぞれですが、
自分たちの希望に沿った設備になっているかは確認するようにしましょう。

我が家では、屋根材のメンテナンス費用を気にしてガルバニウムに変更したよ!

水回り設備については、タカラスタンダードやTOTOなどの設備メーカーから取り寄せることになりますが、希望のメーカーがある場合はそのメーカーから購入できるかをよく確認するようにしてください。

メーカーによっては自社生産の設備でないと導入できない、提携していないメーカーだと高額になるなどがございます。

②保証の内容

家の保証については、年数と保証条件を確認してください。
特に保証条件はよく確認してください。

保証では、水回り設備や空調、屋根、外壁、構造体などが含まれており、
保証年数内であれば無料で修繕や交換をしてもらえます。

特に家の性能の高いメーカーでは、保証年数の長さをアピールしている場合が多いです。
保証年数60年と出しているメーカーもありますが、よく見ると10年おきに有償メンテナンスを受けないといけないということもあります。

また、設備や水漏れ関連、構造体など物によって保証年数は異なります。
何がどの保証年数かもしっかり確認するようにしましょう。

保証を伸ばすための有償メンテナンスで100万円以上かかることもよくあるよ!

我が家では保証やアフターメンテナンスが曖昧なまま契約してしまったので、もう少し細かく聞いておくべきだったと思っています。

プランのチェックリスト

最後のチェックする書類はプランになります。

プランには見積もりを作成する上での間取りが書かれています。

最終的な間取りは設計士さんと契約後に詳細を詰めていくことになると思いますが、仮の間取りの段階でも気を付けておくべきことがあります。

希望の間取りになっているか

実際には契約後に設計士と打合せして間取りを固めていくことが多いため、この段階で確定していないといけない訳ではございません。

ただし、部屋の数と坪数はこの段階で決まっている方がいいです。
なぜなら、坪数が変わると建物価格が大きく変わるためです。

自分たちの生活を想像しながら、今の間取りで充分か、希望がかなっているかを確認するようにしましょう。

吹き抜けや屋根裏部屋など、金額が大きく変わりそうなものも希望であれば入れておくといいね!

我が家では契約前につけていた屋根裏部屋を無くしたので、逆にコストダウンにつながりました。

入れるかもしれない部屋は、契約前の段階では入れて見積もりを取ってもらう方が良いと思います。

その他のチェックリスト

見積り書、標準仕様書、プランについては以上になりますが、
これらの資料には書かれていないがぜひ確認したい項目が1つございます。

着工スケジュール

自分たちの家がいつ着工できるかについて確認するようにしてください。
メーカーによっては工事が立て込んでいて、着工時期がかなり後になることもあります。

着工時期が遅くなると、住宅ローンとアパートの家賃の二重払いになる、取りたかった補助金が取れなくなるなどの問題が出てくるので、契約前によく確認することをおススメします。

私が探していた時も、着工は1年後になりますというメーカーがありました!

我が家では最初はハウスメーカー選びの判断基準にしてませんでしたが、
一部のメーカーで着工時期がかなり後になるという情報を聞いて、着工時期も重要と考えるようになりました。

まとめ:契約前チェックリスト8選

本記事では、契約前のチェックリスト8選を紹介しました。

具体的なチェックポイントは以下の通りです。

  • 見積に希望のオプションは含むか
  • 見積に抜けている項目は無いか
  • 外構費用は適切か
  • 値引きやキャンペーン
  • 屋根材や外壁材のグレード
  • 保証の内容
  • 希望の間取りになっているか
  • 着工スケジュール

本記事の内容をもとに、後悔のないハウスメーカー選びや契約ができることを願っております。

その他、家づくりの流れについても知りたい方は以下のページもご覧ください。

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