こんにちは、たつみです!
本記事では、注文住宅のコンセント位置について解説します。
注文住宅のよくある失敗の一つにコンセント計画があります。
コンセントの数が足りない、場所が違ったなどといった後悔はInstagramやブログなどを見ても非常に多いです。
皆さんもこうした失敗談を見て、後悔の無いコンセント計画をしたいと思っている方が多いのではないでしょうか。
本記事では、コンセント計画の失敗例、計画のやり方、場所ごとのコンセント計画のポイント、我が家の事例について解説します。
場所ごとの家電のチェックリストもつけてますので、本記事を参考にすると後悔のないコンセント計画をすることができます!

本記事は以下の方にオススメ!
- 間取り計画が終わり、これから内装の計画をする方
- コンセントの位置に悩んでいる方
注文住宅のコンセント位置はなぜ重要か?
注文住宅のコンセント位置が重要な理由は以下の3点です。
- 家の中がスッキリする。
- 家電を使いたい場所で使える。
- 後からコンセントを増やすと高額になる。
家の中がスッキリする
コンセントの数が足りなかったり、使いたい場所から離れていたりすると延長コードを使わないといけなくなります。
せっかくの新築なのに、床に延長コードが張り巡らされていたり、たこ足配線になっていたりすると残念ですよね。
使いたい場所にコンセントがあると、余計な配線が無くなるので家の中がスッキリします。
家電を使いたい場所で使える
コンセント計画をしっかりすることで、家電の使い勝手がよくなります。
よく忘れがちなのが、収納の中のコンセントです。
収納の中で保管しながらコードレス掃除機や充電器の充電をしたかったのに、コンセントが無くてできなかったという人がたまにいます。
コンセント計画の時は、家電の使う場所を想定しておく必要があります。

充電するタイプの家電の場合は、充電する場所も考えておくと良いよ!
後からコンセントを増やすと高額になる
建て終わってから後からコンセントを増やそうとなると1口1万円以上と高額になります。
新築時だと1口3000円程度なので、必要な場所には新築時に入れておく方がお得になります。

住んでから少なかったとならないように、多めに入れておくことをオススメするよ!
注文住宅のコンセントでよくある失敗例
私はコンセント計画をする前に、コンセントで後悔や失敗した例をInstagramやブログで調べました。
私の家では、これらの失敗例をもとに少し多めにコンセントを付けるようにしました。
よくある後悔ポイントは以下の通りとなります。
- キッチンの前の壁にコンセントが欲しかった。
- 家具や家電でコンセントが隠れてしまった。
- 掃除機の充電用に収納の中にコンセントを作りたかった。
- 電動歯ブラシやシェーバーを充電しながらドライヤーを使えない。
- 寝室でスマホ充電したい場所からずれた場所にコンセントを作ってしまった。
- アクセントクロスとコンセントの色がミスマッチ。
- 屋外コンセントを付け忘れた。
失敗しないコンセント計画のやり方 3ステップ
失敗しないコンセント計画のやり方を3ステップに分けて説明します。
私もコンセント計画の際はこのやり方で行いました。
- 今使っている家電をリスト化
- 将来使うであろう家電を予測
- 家電の場所を間取りに書き込む
今使っている家電をリスト化
まずは、今ある家電をリスト化するところから始めます。
冷蔵庫や洗濯機などの大型家電から、電気シェーバーやスマホ充電などの小型家電まで、
すべての家電を漏れの無いように挙げていきます。
将来使うであろう家電を予測
今使っている家電の数コンセントがあれば十分かと言われると、それだけでは不十分です。
なぜなら、将来使う家電の数が増える可能性があるからです。
例えば、子どもがいない方は子どもが産まれたら、子どもがいる方は大きくなったら使う家電の数が増えます。
また、今は無い家電も将来的には増えるかもしれません。
予測できる分は今のうちから予測しておいて、予測できない分は余裕をもって多めに入れておくのがよいです。

20年前にスマホがこれだけ普及するのは予想してなかったですよね!
これからも、今予想していない家電が使われるようになるかも!
家電の場所を間取りに書き込む
コンセント計画を考えている方は、間取りがある程度完成していると思います。
リスト化した家電を、新築のどこで使うかを考えていきます。
家電から離れた場所にコンセントを作ってしまうと、結局延長コードを使うことになります。
家電の近くにコンセントが配置できるように、どこで使うかをイメージしながら間取りに書き込んでいきます。
また、その時に位置だけでなく高さもどこだと使いやすいか考えるようにします。
場所ごとのおすすめのコンセント計画(チェックリスト付き)
ここでは、家の場所ごとにおすすめのコンセント計画について解説します。
それぞれの場所で家電のチェックリストをつけています。
今ある家電はもちろん、今後使うかもしれない家電も想定してコンセント数や位置を決めていただければと思います。
玄関まわり

玄関やシューズクロークではそこまで家電を使う数は多くないです。
しかし、電動自転車の電池や靴乾燥機など使う機会はありますので、2口程度はあった方が良いです。
シューズクロークがある方は、クローク内にコンセントを入れると玄関の見栄えもよくなります。
玄関まわりで使う可能性のある家電はこちら!
- 電動自転車の電池
- 靴乾燥機
- DIY用品の充電
- クリスマスツリーなどの電気装飾
キッチン・ダイニング

キッチンまわりは調理家電が中心になります。
今ある家電はもちろんですが、将来的に調理家電(電子圧力鍋やホームベーカリーなど)が増えることも考えて多めに入れておくのが良いです。
また、キッチンでもミキサーなどで調理家電を使う可能性があるので、
キッチン本体または腰壁に1~2口のコンセントを付けておくと使い勝手がよくなります。
ダイニングではホットプレートやたこ焼き器を使うことを考えて、テーブルの高さより少し上に1~2口コンセントがあると便利です。
キッチン周りで使う可能性のある家電はこちら!
- 電子レンジ
- オーブントースター
- 炊飯器
- 冷蔵庫、セカンド冷蔵庫
- ウォーターサーバー
- コーヒーメーカー
- ホームベーカリー
- 電子圧力鍋
- ミキサー
- ホットプレート、たこ焼き器など
リビング
リビングは一番使う家電の数が多い場所ではないでしょうか。
特にテレビ周りは録画機やゲーム機などを入れることも考えて、4口程度と多めにコンセントを入れておくと良いです。
また、パソコンやスマホの充電する場所の近くにコンセントがあると便利です。
テーブルやソファがあれば、その近くにコンセントがあると使い勝手がよくなります。
リビングは家の中でも最も広い場所になるので、掃除機やスマホの充電場所のことを考えて多めにつけておくと良いと思います。
リビングで使う可能性がある家電はこちら!
- テレビ
- TVゲーム機
- 録画機
- DVDプレイヤー
- スマホやタブレットの充電
- パソコンの充電
- プリンター
- 掃除機(ロボット掃除機の場合は充電スポット)
- 扇風機
- ウォーターサーバー
洗面・脱衣所
洗面所では洗濯機、乾燥機に加えて、洗面台付近で使う家電が多いです。
洗面台にコンセントが付いていることが多いですが、それ以外にも余裕をもってコンセントを付けておくのが良いです。
また、脱衣所を洗面所と分けている方は、脱衣所で使う家電を想定していくつかコンセントを付けておくと便利になります。
洗面・脱衣所で使う可能性のある家電はこちら!
- 洗濯機、乾燥機
- アイロン
- 電動髭剃り機
- 電動歯ブラシ
- ドライヤー
- ヘアアイロン
- 脱衣所用のヒーター
- 除湿器
寝室

寝室ではスマホの充電が最も使うことになると思いますので、枕元にコンセントを付けておくと使い勝手が良いです。
その他、加湿器や照明器具、電気毛布など用にコンセントを準備しておくと良いです。
寝室で使う可能性のある家電はこちら!
- スマホの充電
- 加湿器
- 掃除機
- 照明器具
- 電気毛布
- アロマディフューザー
- 扇風機
子ども部屋
子ども部屋では、勉強机とベッドの近くにコンセントが1つずつあると便利です。
あとは子どもの趣味に合わせて使う家電数が違ってきますが、標準的な2口コンセント×2程度あれば十分だと思います。
子ども部屋で使う可能性のある家電はこちら!
- スマホの充電
- ゲームの充電
- 電気スタンド
- パソコン
- その他、子どもの趣味用
その他(外構など)
外構でのコンセント計画も忘れがちなのですが、考えておく必要があります。
まず、電気自動車の充電器です。
今電気自動車を持っていない方も将来的に電気自動車になることを想定して、新築のうちから充電器を入れておくと良いです。

あとから充電器を入れるとかなり高額になる場合があるよ!
その他にも、意外と外構で使う家電は多いです。
庭の使い方にもよりますが、いろんな使い方を想定して防水コンセントを2口程度入れておくと良いです。
外構で使う可能性のある家電はこちら!
- 電気自動車の充電
- 高圧洗浄機
- BBQセット
- DIYセット
- 屋外照明
- 防犯カメラ
その他にも想定しておいた方がよいコンセント位置がいくつかあります。
収納の中でロボット掃除機を充電したい方は、収納の中にコンセントを入れる必要があります。
そのほか、Wi-fiルーターなども設置する場所にコンセントを入れておく必要があります。
その他、コンセント位置を想定しておいた方が良い家電はこちら!
- ロボット掃除機の充電スポット
- 布団乾燥機
- Wi-fiルーター
- 廊下や階段の足元灯
我が家のコンセント計画
最後に我が家でのコンセント計画について解説します。
私のハウスメーカーではコンセントの標準の数が決まっており、追加分がオプション費用になります。
私は標準の数から2口コンセントを11個と屋外コンセント2つを増やして、約3万円のオプション費用となりました。
【我が家の前提】
- 桧家住宅で契約
- 夫婦 + 子ども2人想定
- 1階と2階で合計33坪
- 1階はLDK +1部屋
- 2階は寝室 + 2部屋 + 書斎 + ウォークインクローゼット
我が家の間取りについては、こちらの記事でより詳しく説明しています。
1階のコンセント計画

1階にはリビングを中心にコンセントを追加しました。
ちょっと多すぎる気がしますが、少ないよりは良いだろうということで多めに入れました。
- 階段下収納に、掃除機充電用のコンセントを追加
- キッチンのパントリー上に調理家電用のコンセント4個
- パントリーの棚にセカンド冷凍庫用のコンセントを追加
- ダイニングのテーブル20cmの高さにコンセントを追加(ホットプレートなど)
- スタディースペースにコンセント4個追加(パソコンや手元照明など)
- 外に屋外コンセント2口を設置(高圧洗浄機、BBQセットなど)
2階のコンセント計画

2階には洋室、寝室を中心に必要最低限のコンセントを入れました。
- 洋室には2口コンセントを2セットずつ設置
- ウォークインクローゼット内にも掃除機など用にコンセントを追加
まとめ:家電の数と使う場所を想定してコンセント計画を!
本記事では注文住宅でのコンセント計画について解説しました。
コンセント計画のポイントは以下の通りです。
- 家で使っている家電をもれなくリスト化する。
- 今使っている家電だけでなく、将来使う家電も想定して多めにコンセントをつける。
- 家電の使い勝手がいい場所や高さを考える。
本記事を参考に、後悔のないコンセント計画をしていただけると幸いです。
その他、インテリアや外装の決め方、間取りの決め方についてはこちらの記事で解説しております。
コメント