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本日は注文住宅の流れを時系列で解説していきます。
注文住宅をこれから計画される方は、手探りな状態で始めている方が多いと思います。
ハウスメーカーの方がリードしてくださると思いますが、どういう流れで進めるのか理解していないと不安という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も家づくりについて何もわからない状態からスタートしましたが、様々な施主の方のブログやInstagramで具体的な流れを調べました。
本記事では、私の家づくりの体験談をもとに実際の家づくりの流れを時系列で解説します。
各項目でチェックリストを記載しており、つまづきやすいポイントや注意するべきポイントが理解できます。
細かい流れはハウスメーカーにより異なりますが、大まかな流れは同じだと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

この記事はこんな方におすすめです!
・家完成までの流れを知りたい方
・これから家づくりを始める方
本記事では、以下の3つの段階に分けてやるべきことを解説していきます。
- 計画開始~請負契約までにすること
- 請負契約~着工までにすること
- 着工~引渡しまでにすること
家づくりの大まかなスケジュール
おおまかな引き渡しまでのスケジュールはこちらになります。
- 1ヵ月目計画開始
ハウスメーカー選び、土地探し
住宅ローンの審査
- 4ヵ月目請負契約
間取りの計画
インテリアの計画
ショールーム(水回り設備)の見学
- 8ヵ月目着工
基礎工事、上棟
カーテン選び、外構計画
施主検査
- 11ヵ月目引き渡し
時系列①:計画開始~請負契約までにすること
請負契約までの具体的な流れ

請負契約とは、ハウスメーカーや工務店と間取りや内装を決める前に結ぶ契約です。
ハウスメーカー探しから請負契約までは、大体2~3ヶ月が一般的です。
請負契約までには土地や建てるハウスメーカーが決まっている必要がございます。
候補のハウスメーカーと3回程度打合せをして、どこで建てるかを決めます。

ハウスメーカーはどうやって決めたら良いんだろう?

見積書やプラン・仕様などを出してもらってから決めることが多いよ!
2~4社で比較して決めるのがオススメだよ!
土地を持っていない場合は、ハウスメーカー探しと同時に土地探しも行う必要がございます。
基本的には、土地探しはハウスメーカー探しと並行して進めることが一般的です。
具体的な1~3ヵ月目にすることを紹介します。
- 1ヶ月目
- ハウスメーカーの候補先選び(2~3社)
- 各メーカーと初回打合せ
- 土地の条件を考える
- 2ヶ月目
- ハウスメーカーのプランと見積作成
- 住宅ローンの仮審査
- 土地探し、候補の絞り込み
- 3ヶ月目
- ハウスメーカーの確定
- 土地の確定
- ハウスメーカーと請負契約の締結
- 住宅ローンの本審査
請負契約までの体験談
私自身は、会社の福利厚生での紹介により3社のハウスメーカーを候補先として選びました。
計画開始から契約までは約3ヵ月かかりました。
この3ヵ月間は3社と順番に打合せを進めたため、ほぼ毎週1~2社と打合せが入っている状態でした。

1回の打合せも2時間くらいかかるから、かなり大変ね…
よくいきなり住宅展示場に行く方が多いです。
しかし、いきなり住宅展示場に行くと紹介制度(例えば実際に建てた方の紹介も含む)が使えない上に、良い営業マンに当たりにくいと言われているのを見て、いきなり展示場に行くことはしませんでした。
また、ハウスメーカーの打合せと同時に土地探しも同時に行いました。
ハウスメーカーの営業の方と一緒に見てもらったことで、素人では気づかないポイントに気づいてくださったり、土地を活かした間取りプランを作成してくださったりしたので、同時に進めて良かったと思います。
例えば、土地によって日当たりのよりリビングが作りにくい、開放的な庭を作りやすいなどがあるそうで、そうした部分はハウスメーカーの方からの助言があって分かったことでした。

土地を先に決めてしまうと、建てたい家や間取りがかなわなくなることもあるよ!
また、契約までにローンの仮審査やファイナンシャルプランナー相談もご提案いただきました。
これにより、実際に借りられる額やこれから返していける額を把握することができたので、やってよかったと思います。

ハウスメーカー経由のファイナンシャルプランナーは信用できないという人が多いけれど、予算の総額を把握できたのは良かったよ!

何となくローンの金額が高くて不安、っていう状態は解消できたよね!
請負契約までの唯一の後悔ポイントは、値引きを要求しなかったことです。
注文住宅ではお客さんに契約をしてもらうために値引きやキャンペーンを活用することが多いですが、契約すると値引きをしてもらうことは基本できません。
我が家では、桧家住宅での見積提示の時にはほぼ桧家住宅で建てることを決めていたため、
見積もりが出された翌日に契約することをお伝えしました。
他社と悩んでいるということをお伝えすれば、もう少し値引きが出来たかもしれません。
請負契約までのチェックリスト
請負契約までのチェックリストを示します。
- いきなり住宅展示場に行かず、紹介制度などを探す。
- ハウスメーカーは2~3社に絞って打合せを進める。
- 土地探しはハウスメーカー探しと同時に行う。
- 契約までに住宅ローンの仮審査を済ませておく。
- ファイナンシャルプランナーなどを活用して、予算が妥当かを検討する。
- 値引き交渉は契約前に行う。
時系列②:請負契約~着工までにすること
着工までの具体的な流れ

請負契約後、ハウスメーカーと詳細な打合せを行います。
具体的には、間取りや設備、インテリアを決めていきます。
契約前よりも打合せで決めることが多いので、1~2週間に1回程度行う必要があります。
ハウスメーカーにもよりますが、請負契約から着工までは約4か月です。
打合せで決めた内容をもとに、ハウスメーカーが部材の発注や行政への建築確認申請を行い、準備が整ったら着工となります。
ただし、人気のハウスメーカーで順番待ちが発生している場合は、着工までの期間が延びる可能性がございます。
私自身は契約しませんでしたが、私の住む地域の一条工務店では着工待ちの方が多く着工までに10ヵ月程度かかると言われました。

間取りは建築士の方と、インテリアはIC(インテリアコーディネーター)の方と一緒に決めていくことが多いよ!
4~7ヶ月目にすることを挙げます!
- 4ヶ月目
- 間取りの打合せ(2~3回)
- 水回り設備のショールーム見学
- ローンの銀行決定、本審査
- 5ヵ月目
- 外装、内装の打合せ(2回程度)
- 水回り設備の決定
- 金消契約、ローンの実行
- 土地の地盤調査
- 6ヵ月目
- 電気、クロスの打合せ(2回程度)
- 間取り、設備の最終決定・承認
- ハウスメーカーから行政への工事確認申請
- 7ヵ月目
- 地鎮祭
- 着工
着工までの体験談
契約後は、約1ヵ月で間取りの打合せ、その後約1.5ヵ月でインテリアの打合せを進めていきました。
水回り設備(キッチン、トイレ、洗面、風呂)は、ショールームを見学して決めました。
それぞれ2~3社の選択肢があったため、1回ずつショールーム見学を行い入れたいオプションをすべて入れた状態で見積もりを出していただきました。

設備の使い心地は、いろんな方のブログやyoutubeを参考にしたよ!
間取りは、建築士の方と計4回の打合せで決めました。
間取りは実際に住んだ後のことをイメージしながら、納得がいくまで何度も書き直してもらいました。
例えば、洗濯した後に干す⇒畳むといった動線が使いやすいかなど、さまざまなパターンを考えながら間取りを決めていきました。
インテリアは、インテリアコーディネーターの方と計4回の打合せで決めました。
かなり細かいことまで決めないといけないので、決めることが多くて大変です。
私たちは自分たちの好みの雰囲気や色などをお伝えしつつ、インテリアコーディネーターの方に具体的な色味を決めていただく形で進めていきました。
雰囲気などは言葉で説明するのが難しい場合もあるので、Instagramやブログの写真を保存してお伝えするようにしました。

デザインには自信が無かったから、多くの場面でインテリアコーディネーターの方には頼ったよ!
着工まででの想定外だったのは、建築確認申請がなかなか降りないことです。
最終承認から1か月以上が経ちますが、まだ申請が通っていないです…
理由は2025年4月の建築基準法の改正により、構造計算や承認に時間がかかっているためです。
当初の予定では2025年9月に完成予定でしたが、11月以降になることが確定しています。
確認申請は役所の仕事になるためあまり回避策はないですが、契約時の予定から1~2か月は遅れることを想定しておくのが良いと思います。

数ヵ月はアパートの家賃と住宅ローンを二重に払うことになります…泣
着工までのチェックリスト
着工までのチェックリストを示します。
- 水回り設備はショールームを回って決める
- 間取りは実際に住んだあとのことを具体的にイメージする
- 間取りやインテリアは実際に建てた方のブログやInstagramを参考にする
- 補助金や住宅ローン減税の相談も忘れずに行う
- オプションは優先順位をつけて、予算に応じて入れるかどうかを決める
間取りの打合せの流れについては、以下の記事で解説しておりますのでこちらもご覧ください!
時系列③:着工~引き渡しまでにすること
引渡しまでの具体的な流れ

着工以降は、本格的に家の工事が進んでいきます。
ただし、外構やカーテン以外で決めることはほとんどございません。
基本的には現場監督のもとで工事が進んでいきますが、定期的に見学や施主検査には立ち会う必要がございます。
着工~引き渡しまでは3~4ヵ月が一般的です。
8~11ヵ月目にすることを挙げます。
- 8ヵ月目
- 基礎工事
- 外構の打合せ
- カーテンの打合せ
- 火災保険の準備
- 9ヵ月目
- 上棟
- 10ヵ月目
- 工事完了
- 11ヵ月目
- 施主検査
- 引渡し
着工までのチェックリスト
引渡しまでのチェックリストを示します。
私は2025年7月時点で着工していないため、他の施主の方のブログなどを拝見し私が気を付けようと考えているポイントになります。
- 外構はハウスメーカー提携でない業者も含めて検討する。
- 施主検査では、気になる部分はすべてお伝えする。
- 引っ越しやネット回線の申し込みは引渡しの2ヵ月前あたりから計画する。
まとめ:流れを理解してスムーズに家づくりを進めよう!
本日は、注文住宅の流れについて紹介しました。
- 1~3ヵ月目は、土地やハウスメーカーを決める
- 4~7ヵ月目は、間取りや設備・インテリアを決める
- 8~11ヵ月目は、基礎や建物の工事を進める
それぞれやるべきことを理解しておくと、注文住宅もスムーズに進めることができると思います!
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